2017年3月21日火曜日

【2月26日】ジャンボのひとり反省会~4局目

ジャンボ大会の碁はこの碁でラストなんですが

この時点でチームとしても個人としても1勝2敗。

3局目を落とした時点で強烈にモチベーションが低下していました。

なので打ってるときにはそんなつもりはありませんでしたが

時間をおいて見直してみるとひどい手が多かったです。

結果は別としてこういう手をなくしていくのも大事なことなので

しっかり見ていこうと思います。




俺の黒番で3局目に続き星と高目オオゲイマの組み合わせ。

相手は目外し連打。



初手の星の段階で目外しを打ってるので

こちらの変則手に反応したというよりは

もともとの予定の打ち方だったのかな?

上辺の打ち方は他の構えでもよくある形。

この後実戦はBにかかってしまったのですが

11のノゾキにAとつがずに12と辺から受けたので

Aの出からのシチョウをにらんでCへかかる方が普通でしたね。



こんな進行ならAからの出が狙えそうです。



この辺の打ち方はうまく言えないけど黒違和感のある進行でした。

白が厚くなると上辺も攻めにくくなるし左上も薄くなるし良いことないんですよね。



この後ハネからアテを決めて5に打たれるとAも利くので

白の構えが鉄壁になります。

こう打たれていたら嫌だったんですが



実戦相手は辺の星に開いてきました。

打ってるときは良く意味が分からず「?」って感じだったんですが

ちょっと先に進んで「なるほど!」となりました。

星へのヒラキの狙いは後程。

黒は右下へカカリ。

この定石では8のヒラキはAにしないと9のケイマで打ち込みが残り

もう一手かけるのは効率が悪いから良くない。

ってことはわかってるんだけどAだと8にカタツキがシチョウアタリになるので

10からの手を狙っているのでこう打ちました。



シチョウの悪い白は1から妥協。

部分的にはかなり黒得かなと思いますが

出来上がった厚みは△で消されてる上に白7!

相手は星に開いた段階でこの手を狙っていたんですね!!

AとBが見合いで良い位置に入られてしまいました。



隅を守るのは今見るとこれはこれで黒もしっかりしてますが

とはいえ白の2がピッタリ過ぎて打つ気になれません。



なので実戦は1のコスミ。

2と隅に打たれてから3にトンで白への攻めを見ました。



白は1~5をドライに決めて7のケイマで左辺を守りました。



実戦みたいになるなら黒から先に右上は決めておくべきでしたね。

地も違いますし厚みも違います。

こういうとこ甘いよね。俺。



そしてここがかなりの反省ポイントその1。

コスミツケはともかく3の抑えは何ですか?マジで。

白の分断に固執してますがすごく小さいです。

コレ猛省ポイントです。

こんなところ打ってちゃ強い人には勝てないですよ!!

構わず4に打ち込まれて負けてれば敗着です。



Aなんて小さい。

B辺りに打って打ち込みを緩和しつつ

上辺への攻めとか下辺への打ち込みとか

そういうの狙っていかないとね。

白から打ち込みに回られては苦しいよね。



中央逃げ出してる間に打ち込んだ白石と上辺の白石が

感動の再会を果たしてしまいました。

ここで反省ポイントその2。

実戦はAに打ちましたがBにトンで右上隅の補強をしているべきでした。



そもそもトビに対して白は手を抜きにくいですよね。

2に抑えたら3から出切って9までとなればAのカケとBのツケが見合いです。



実戦は下辺に飛び込んで右上隅へツケギリを打たれて散々です。

これも負ければ敗着級です。

この後Aに伸びましたがツケギられた時点で

後をどう打ってもあまり良い図にはなりませんので中略。



先手でガッツリ荒らされて中央に一手戻されました。

この時点でおそらく普通に打ったら盤面でも白なんじゃないですかね?

ヨセで追いついたのはさすがに相手が楽観して甘く打ってたからでしょう。



だってA~Cの三か所の2線のハネツギ全部黒が回ってるんですよ。



Aのところ渡れたのも大きいし最後はBで△を捕まえてフィニッシュです。



1以下8までで白投了となりました。

AのツギにはBでアウトです。

終盤に相手の方が失速したので勝てましたが

序盤から中盤にかけて敗着のような手を2度も打っているのは反省です。



あとこの侵入の仕方になんか妙に感心しました。

辺の星からずっと狙っていた風な様子でしたし

これを意図して星に開くって発想がなかったからかもしれません。

この碁に勝って個人としてもチームとしても2勝2敗でジャンボ大会を終えました。

栃木県ゆかりの民で作ったチームでの初参戦としては悪くないんじゃないでしょうか?

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