2017年3月23日木曜日

ワールド碁チャンピオンシップ印象に残った碁ランキング

ワールド碁チャンピオンシップが終わりましたね。

朴廷桓一位は納得の結果だけど井山全敗は予想してなかったかな。

というか2日目までの感じだと

Zenさんは内容良くても最後には負けるんでしょ?

みたいなイメージがついてたからね。

4者の総当たり戦で6局打たれたわけだけど

どの碁も面白かったよね。

ってことでワールド碁チャンピオンシップ印象に残った碁ランキングを作ってみたよ。

ランキングっつっても完全に個人の主観だけどね。

ではさっそく第6位から

※敬称略、名前は黒番を先に表記。




第6位 羋昱廷VSZen



人間だったらつないで黒シチョウに取らせて下から当てて渡るぐらいだろうに

このタイミングで何だろうこの4の手は?と不思議だったね。



第5位 ZenVS井山裕太 



この時点で上辺の分かれは白地が多くて

中央の黒も厚みとはいえなそうな気がしてたんだけど

終わってみれば中央結構な黒地になってたよね。

この割打ちが一つの分岐点だった気がしたんだけどどうだろう?

たぶんこの辺までは白良いと思ってたよね?

難しくてわからないけど左下かかる方が自然な気もするんだよね。

高く一間にかかってハサミにはトビトビでどうなんだろう?



第4位 羋昱廷VS朴廷桓



2勝同士での決勝戦だけど

この打ち込みからの一連の流れが印象に残ったというか

難しすぎて何やってるかわからなかったというか・・・。

この打ち込みで左下単にシマリはどうなのかなって思ってみてたから



上辺ひと段落してそこのシマリには白が回ったんだけど

上辺一帯のやり取りはどっちが得してるのか良くわからなかったんだよね。

こういうところ分かるようになるともうちょっと強くなれるのかな?

白は先手で隅をあらしたけど上辺と左辺の黒が強化されてるんだよね。

この後もなんか理解不能の難戦をしてたけど

中央厚くなってからは白が打ちやすくなったのかな?



第3位 朴廷桓VS井山裕太



こんなに深く入るんだね!!

コウ含みの振り変わりでこの2の石は取られたけど

代わりに上辺の白が取れたので黒の侵入は大成功だったよ。

となると白はもうちょっと控えて囲った方が良かったのかな?

こういう中央の境界線を決める一手って本当に良くわからないよね。

白1を2の右ぐらいに打ってたらさすがに入っては来ないよね?

外から打たれてヨセ勝負とかにならないのかな?



第2位 井山裕太VS羋昱廷



ここから隅を荒らしに行ったのを見たときはテンション上がったねww

黒は下辺も左上もやっとの生きまでいじめられて

大きいとはいえ右辺だけになってたから

この白地が手になれば勝負できる!!って思ってみてたからね。

こういうところ手にして逆転するの番碁でよく見てるから

この瞬間は勝利への期待が高まったよね。

結果としては手にはなったもののわずかに及ばずだったけど

めっちゃ魅せてくれたよね。


さて私的印象に残った碁ランキング第1位は・・・










第1位 朴廷桓VSZen

個人的にこの碁が一番見所多かったです!

もうなんていうか見所の塊なんじゃないかなってぐらいです。



まずはZenのこのツケ!!

下辺からの模様の拡大と

左辺打ち込むところでもないし固めても惜しくない

みたいな発想とから来てると思うんだけど

人間が大舞台で打つには勇気のいる手だよね。

でもZen氏。人間じゃありませんから!!残念!!←波田陽区とか我ながら古いネタだよなw



続いて打ち込みに対してのこのポンヌキ!!

これ見たとき秀行この一手の下巻の

取れてる三子をわざわざもう一手かけて当ててるやつ思い出したよ。

直接打ち込んだ石に攻撃しなくても逃げる先を丈夫にしておけばOKってのは

たぶんいろんな場面で応用の利く考え方なんだろうな。



ここまでZenの手ばかり上げたけど

やっぱ最後は逆転の火種になったこのキリだよな!!

この後は足りなくなったZenさんが暴走を始めてしまったけど

ここまではマジ名勝負だったよね。



ということで完全に主観の順位付けでしたが

印象に残った碁ランキングは以上です。

2位のやつは逆転までしてたら1位と良い勝負だったんだけどね。

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