その頃からの碁を何局かピックアップして載せていこうと思う。
というわけでさっそくこの碁から行こう。
俺の黒番で41と最後の大場に展開したところ。
ここまでは少し打ちやすいかなって思ってたんだけど・・・。
相手もおそらく少し打ちにくいとは思ってたんだろうね。
1と高く上辺に突入してきたんだよね。
ここで2，4はともかく5のマゲを
白からのハネを期待して打ってるのは
ちょっと問題だったなぁ。
白は隅はもう固いし上辺の白を補強したいから
ハネてくれるわけないのにね。
白に7，9と打たれると黒は凝り形で
白は悠々脱出って感じがするよね。
マゲの前に一間トビしてからマゲの方が
黒の形はしっかりしてたと思う。
そのあとやんわりと下辺の白と分断するような感じで打ったけど
ちょっと黒の形が崩れてきてるよね。
とは言えこの時点では
1ぐらいに打っておいて
しっかりと全体の黒がつながるようにしておけば
まだ打ちやすかったように見えるね。
だけど実戦はもっと過激に
1のツケから開戦！
この手自体は無い手ではないと思うんだけど
実戦は後の対応がまずかった。
1のコスミに2から切断していったんだけど
この形はダメが詰まりすぎてるんだよね。
切っていった以上ほぼ一本道で・・・
終点の地獄まで一直線です！
白10のツケまでピッタリ1手負けですね。
こんな団子の18子取られるとか悲しすぎませんかね。
結果的には黒が１とつけていった瞬間の白2に対して
無視して3と突き抜いてればよかったと思います。
下手に切断していって種石捨てられず
ダメ詰まりでビシビシ決められてみたいにならなければ
上辺の黒は取られませんから中央の利が勝りそうです。
こんな取られ方して持ち時間も2分切った辺りで
相手の時間はまだあったし普通なら投げ時かと思うんですが
可能性を追えるうちは諦めないことにしてるんですよ！
ってことで
とりあえずコレ→△ください！！
この後はひたすら下辺白の目を取りに行って
白1に切られたところでAに抱えてしまうと
白Bが先手になって白Cで完全な2眼なので
黒としては1に当ててコウにするしかないです。
1のサガリには2に切って3のコウトリに4のコウダテ・・・。
ここで白はコウを解消！！
諦めなかった結果取られた黒石は帰ってきたけど
下辺の被害も甚大なので・・・。
結果的にはあまり差は詰まってないです。
黒8から最後の勝負を仕掛けますが
1のコスミから5のツケで綺麗にしのがれました。
そのあとはこんな展開で
この白は仕留められないのでゲームセットです。
最後の2分ぐらいでめっちゃ振り替わったのが印象的でした。
と同時にあんな取られ方してちゃダメだろ！
という反省もあったので最初にこの碁を取り上げてみました。
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