2018年2月6日火曜日

序盤優勢からそのまま勝ちきれた碁。

1月8日の初台碁聖戦の4局目。



俺の黒番。

18のツケはさすがにやりすぎだろ?

反発したいけどAブツカリから切るか?Bハネダシから切るか?






実戦はブツカリからの切断を選択。

9にノビられれば白を分断して黒不満無し。



白は1から3とどちらも担ぎ出してきたけど



この一手で△同士をさらに分断!



とりあえず白は上辺の一団を生きねばならないが



そこに関しては3から5がうまくてあっさりしのがれた。

とは言え黒の不安な石が中央の△だけになったのに対して

白は□の2つが不安を抱えているので序盤は上々といった感じ。

ちなみに上辺の石をどうしても取りたければ



黒には8までと△をとる選択肢もあったけど

□の一団が弱体化するのが嫌だったので

ここは無理にとりにはいかなかった。



黒としては左上の一団が完全に治まってるのが大きく

中央さえ無事なら白が苦しいだろうと思っていた。



そういう意味ではこの辺の打ち方はかなり慎重になっている。

5につめる前に3を打ったり9にケイマする前に7で様子を聞いたり。



このあたりは白を閉じ込めていじめようとしていたんだけど

9のツケから上手いこと捌かれた気がした。



結局コウになった。



そしてコウの結果△の白を取り込むわかれとなった。

もともとどっちか取れれば不満無いと思っていたので

この展開になれば上出来。



あとは左辺にどれだけ白地ができるかだけど

2から侵入できれば充分やれそう。



2から8とかすげー粘ってくるなぁと思ったけど



結果的に隅が黒地になるなら左辺多少大きく固まっても良いよね。



ってことでこの碁は序盤で優勢になって

最後まで押し切った碁だったんだけど

優勢の碁を勝ち切るのってかなりしんどいよね。

良いと思って緩んだり勝負手への対応誤ったりで

結構すぐ勝負になっちゃうからね。

相手が劣勢の碁を火事場のクソ力で逆転するの良く知ってるから

緩むことはどちらにしろなかったかもしれないけど

勝負手への対応ミスなんて年中してるから。

この日は結構気合入ってたから最後までしっかり打てたのかもね。

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