2017年1月4日水曜日

新春大会反省譜1

T木県某所にて3日に行われた囲碁の新春大会の碁の感想です。

結果は1勝2敗といまいちなものでしたが、

内容的には1局目に負けてた碁を拾い、

2局目でどうあがいても勝ちしかないような碁を取りこぼし、

2局目を引きづったまま気持ちの乗らない内容で3局目を負かされるという

また今年もこんな感じかよ!って思うような大会でしたね。

さて今回はその唯一の勝利譜の反省です。

俺の黒番でスタート



そうなんです。




対局相手の彼、変態布石の常習犯なんですww



目には目を!

変態には変態をぶつけるしかないでしょう!



左上隅からわけのわからない戦いが始まり中盤の分岐点

迷ったのはA~Cの3点



仮にAなら白はBの地点に打つと思っていました。

カタから消すことになると思いますが後から入っていく感じが

なんか気に入らなかったので却下!



では先に消すCはどうなのか?

これこの後どう打っていいかよくわからなくないですかね?

いまいち先の見通しが立たなかったのでこれも選びませんでした。



実戦で選択したのはB

白2のツメに3のカケを許すわけにもいかず黒は3へコスミ。

左下サンサンには白から回られてしまいました。



さらに局面が進んで白が中央を補強したこのシーン。

なんだか黒の△の一団も不安を感じてきました。



ということで1と補強し、白も2と備え、

ここで3と4を変わったのがどうだったか?

後で検討した時にはY本さんには戦線離脱だったのでは?と言われましたが

上辺も裾空きなので隅とヒラキの交換ならそんなにそんでもないのでは?

と思っているのですが実際どうなんでしょうね?

この後続けて黒はBのほうに打ってしまったのですがAがお互いの要所でしたね。

Cからのツケコシを狙われてまずいことになりました。



ツケコシに一手かけて備えるようでは負けなので

ひとまず右辺を荒らしましたが案の定ツケコシがさく裂します。

この後の進行はお互い何とも言えないのでちょっと先まで進めますが



ツケコシで勝ちを手にしたはずの白に敗着が出ました。

左上隅の守りです。



その後の攻め合いはこのように進行し

5目中手なら手数が長いのですがAがアタリになるため

白の手数がぐっと少なくなり



結果攻め合い黒の一手勝ちとなりました。

白は上辺のほうを守っていて問題なかったんですよね。



例えば1として2の当てから4のハサミツケがうっとおしいですが

生きてさえいれば黒の一団は自然死ですからね。



2の2のハサミツケの時にアテからハネを利かそうとすると振り替わりですが

これは勝負を決めに行ったしろとしては選びたくないでしょうし

選びたくないけど筋としてはなんとなく頭にちらつくのもわからなくはないので

そこで敗着の守りが出てしまったということですね。

ああいう変態布石からでも最後まで狙いを持って打たれると

かなり嫌な碁になるんですよね。



黒の最大の反省はここでBに打ったことですかね。

1で2を選ぶのもありそうですがそれはそれで相手の希望する展開になりそうです。

こんな感じで1局目は反省だらけの碁でしたがなんとか勝つことができました。

新年1局目の打ちぞめを勝利で終えることができたことだけは良かったなと思います。

このあと2局目でひどいことやっちゃうんですがね・・・。

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