14人参加のトーナメント(左右2枠シード)だけど
負けたほうも順位を決めるので4局は打てるという形式の大会でした。
結果は××○○の2勝2敗。
内容的には4連敗しててもおかしくないような碁ばかりで
ポジティブに考えるならこれは反省のし甲斐があるなぁといったところ。
特に今から見る1局目は序盤に大失敗して
中盤にも打たなきゃいけないところを打ち逃し
最後にもう一度大失敗して玉砕という
本当に良いとこなしの負け方をしています。
正直あまり見せたくないような碁だけど
それが今の実力なんだから仕方ないよね。
ってことでみていこうか。
俺の白番で二連星。相手はカカリ一本でシマリ。
この7で上辺に構えるならAとかB。CやDの中国流もあります。
7のシマリはどちらかといえばCやDのほうに近いのかな。
シマリを打たれたことで上辺の価値が増すので白としては
上辺を割っていきたいのですが例えば下図の1とかにはさむと
2のツメからコスミツケて立ってトビって進行した時に
上辺の幅がとても良い感じなのでちょっと何かひねってみたいなと思いまして
でこの1のツケを打ってみたんですよ。
こんな風に進むなら白としては満足だなと。
ところが相手は上辺からはさんできたんです!
局後の検討では相手はこのぐらいって言ってたけど
あまり白いい気がしないんだよなぁ。
なんか良い手ないかなぁ?
もしかしたら白手抜いて最初の図みたいにはさんで
黒が2に手を戻してくれるなら△が目一杯のツメだった最初の図に比べて
白がいいんじゃないかとも思うけど隅を固めちゃってるわけだから
コレはコレで難しいのかな?
実戦は本当にひどい手を打ちました。
なんだこの厚みはぁ!?
せめて隅に這った手でこっちのノビだったけどこれでも重いんだよね。
しかもこのあとシチョウアタリの1に先に2を決められるという
結果的にはこの1で辛抱していたほうがマシだったんじゃないかな?
これならオサエは先手にはならないしそれなりの地と言えなくもない。
まぁそれでも確実に黒がいいけどww
で、抜かれて左上目2つで生きてる間に強烈な厚みが生成されて
左上隅の損だけでもうほぼゲームセット状態。
何とか挽回しようとカタをついて・・・
ここはちょっと黒もたついてる感じだったんだけど
ここで白はAに飛ばなくてはいけませんでした。
謎のカケツギを打った隙に黒から中央へケイマを打たれて
厚みに向かっていくような守り方をさせられた上にまだ薄い。
少し進めて黒の△を攻めるために黒が固い上辺にツケ切りでもたれていったところ。
黒のコスミにはこんな風に打つべきでした。
2で並んだら3にアテられて4の当て返しからつぐぐらいしか
形なさそうなんですがコレじゃひどいんですよね。
AにおさえてBと変わるんじゃ何をやっていたのやらわからないからね。
どっちにしろ形勢悪いから玉砕覚悟ってのもあったけど
なんか勘違いして隅コウか無条件なら種石抜けるんじゃね?
みたいな都合のいいこと考えてBのほうについで・・・。
ここで勘違いに気づくが時すでに遅し!
もっと詰碁をやりましょうってことだな。
この辺から秒読みに入って上辺捨ててもいいから右辺とろうとか
色々奔走したけど結局はうまくいかず・・・
右辺黒にしのがれるし上辺白は黒から打たれると取られるしで
黒の中押し勝ちとなりました。
この碁は序盤の左上の失敗と終盤の右上の失敗がひど過ぎて
相手からしたら1回戦ちょろい相手でラッキーぐらいに思われてたんじゃないですかね?
次の機会までにはもうちょっと強くなってリベンジしたいですね。
トーナメント的にはこの負けで敗退となってしまいましたが
負け同士でリーグ戦へと移行するので
次回はそっちの碁も見ていきましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿