2017年10月26日木曜日

alphaGoZeroと窪庭道場

日本最強が7になった直後に

世界最強が0を発表して話題をかっさらっていきましたね。

alpha go zeroの話をツイッターとかで見た感じだと

完全にゼロの状態から最低限のルールだけを教えて

ひたすら自己対局を繰り返した結果

人間の棋譜をもとに学習させていたmaster版より

強いものができましたって話だよね?

まぁ俺はAIの話とかは詳しくないからよくわからないんだけど

大体そんな感じってことでいえばそういう話なんだと思う。

これ知った時に既視感というかなんか

どこかで聞いたような話だなって思ったんだよね。




しばらくして

あぁ、なんだ。そういうことか。

ってなったんだけど

コレって最初期の窪庭道場の子供教室だよね。

最低限のルール説明以上の指導は基本無し。
打てるようになったら点数制でひたすら対局。
上手との碁でも局後の検討は一切禁止。
終わった碁をつついてる暇があったら1局でも多く打て。


初めのうちは

打ってるだけで強くなるの?

とか

強い人に教えてもらった方が良いんじゃない?

とか

いろいろ言われてたけど

強い子供がポツポツ出てきて

K生川君が全国制覇した頃にはそういうの言われなくなっていったんだよな。

代わりに

窪庭道場の子は何で強いの?

とか

特別な指導をしてるんでしょ?

とか

いう人が増えた気がするけど。

コレからすると始めたての子供に関して言えば

AIの学習方法を真似るのってすごく有効なんじゃないかなと思うんだ。

AIが数日で何百万局とか打つのを局数までそっくり真似はできないけど

初めのうちは100でも200でもとにかく数をこなすってのが人間でも有効なんだと思う。

早打ちの子供なんかほとんど考えずに

10~15分足らずで1局打ってさぁ次だって感じだったけど

それでもいいんだと思う。

だんだん経験が貯まってこれで前負けたから変えてみようとか

そういうことを考えられるようになってきたら自然と時間は使うようになるから

最初の内はとにかく打って打って打ってでOK

1日で20数局打ったとかって子もいたからね。

だんだん1局の密度が増して対局数的には数がこなせなくなってくるんだけど

それはむしろ成長の証なんだよね。

俺の場合、碁を覚えたのが中学校の終わり頃で

最初の頃は1日に10局は打っていた。らしい。

高校受験の時はさすがに打ってなかったけど

その分高校生になってからは行けるときはいつも行ってたな。

対局カードが1枚で40局書き込めるんだけど

高1~2の1年で35枚ぐらい使ってたみたいだから

その時は年間1400局ぐらい打ってたんだね。

夏休み冬休み春休みが全部合わせてほぼ2か月分として

長期の休みのあった時期で400局。

残りの10か月は土日祝に10局超でほぼ1か月100局。

って考えると計算も合うな。

ちょっと話がそれたけど

こう考えると子供教室始めようとしたときに

最初にこの指導方針を考えた窪庭先生ってすげーな!ってこと。

あの環境がなかったらこんなに囲碁やってないからね!

大勢の子供をやる気にさせて

あの環境を作り出していた窪庭先生は

やっぱり偉大だったなと思う。

そして直近5年ぐらいを足しても1400局は打ってないから

実戦不足で勝てないんだぞと言われてしまうなぁ。ってことだな。

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