2018年5月18日金曜日

地がない、眼がない、捨てられない!

今度は4月30日にあった初台碁聖戦の碁を見ていこうと思う。

まずは1局目。



俺の白番。

この11ツケにはどう打つべきだったんだろうか?




実戦はAとノビたけどBハネだとどうなるんだろう?

まぁこの辺に関しては

深く突っ込んでもわからんとしかならないから

深入りはしないでおくけども。



実戦ノビから6までになった時なんだけど

Aに抑えないとダメだったね。



オサエに黒コスミツケられてるところノビなら

8までで下辺の黒打ち方悩ましい。



ってことで黒もすぐに△を動かないで押したりしてくる。

だったら白もAとかBの△を制する手は急がないで良かったな。



実戦はAに抑えずにBのハネで打っちゃったから

黒1とすべられて△4子が浮き上がってしまった。



黒8(1)

上図が実戦進行。

白の一団が重すぎる。



冷静に見たらこんな風に

中央しっかり守っておくべきだったんだろうな。



実戦は冷静さを欠いていたので

1から3と左辺を割って下辺は攻めさせてしのごうとした。



黒11(4)

続いて黒1のコスミから攻められて

頭は出せたけどいまだに眼は全くないし

黒が厚くなったので左辺割った△も

Aの打ち込みが心配になってしまった。



せめて左辺のヒラキは上図のように

2間にしておくのが良かった。

これなら下辺の攻めでできた厚みを

先回りして消してると主張できなくもない。

AとBが見合いで治まれてるからね。



ちょっと進めてこの局面。

既に白かなり大変な感じになってしまっている。

というのも番の左半分見たときに白はほとんど地が無くて

黒地は結構立派なものが3か所もある。

白は右辺を頑張って地にしていくしかないが

下辺に△のお荷物があってはなかなか右辺を囲いにくい。

いや、こうしてみると改めて下辺の打ち方良くなかったね。

地がない、眼がない、捨てられない。

と、ないないない尽くしですよ。

こんな悲しい塊なかなか見れないよ!



その後の進行をサッと追っていくと

黒は1のツケから上辺を打ってきました。

白は先手を取って下辺への援軍+右辺拡大を目指し

中央へ白10と打ちましたが

ここも手抜くにしても8と9は交換しない方が良かったですね。

Aキリを警戒してたのは覚えてるんだけど

この辺すでに秒読み間近だったからね。

あ、初台碁聖戦は切れ負けじゃなくて

持ち時間40分に20秒の秒読みがついてます。

まぁそれは置いといて



確かこの辺で秒読みになったんだよね。

で実戦は中途半端なヒラキを打っちゃったんだけど

ここはAとかBとか打って入ってきたら取るぞ!

ぐらいしないと勝負になってなかったですね。



実戦は割打たれたら取れないよねのヒラキを打ち

2,4と外から削減されてからの6で困っちゃったね。



この辺も時間無くてちぐはぐだし。

1,3で囲いに行ったのかと思えば

それじゃ足りないと思いなおしたように7,9とかね。



普通にツケノビられて取れそうにないので4に打ち



1のノビから9まで簡単に捌かれてしまいました。



1にすべられて△4子が浮いてしまったのが敗因だよね。

そのあとの打ち方も重たかったし



せめて5,7のシボリでは



黒8(2)

コウ含みで捌きに行った方がまだ難しかったみたいです。

何も考えずに惰性で打ったようなシボリで

全体を重くして最後まで足引っ張ってるのホント情けないです。

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