2018年5月15日火曜日

常に形勢不利のまま何故か勝利?

続いて2回戦を見ていこう。

俺の白番。



16が疑問手で21に対して打つ手がなく既に形勢黒が良さそう。

ほんの20手ほどの間なのに恐ろしいね!






コスミツケてケイマは4にツケられて

AハネはBノビでCのキリとDのオサエが見合い。

かといってCにノビるのはAから押されてても良くない。



ケイマで封鎖も2の急所に来られると白の方が困ってそう。

Aスソ払ってもBキリとりあえず打たれててもいやそう。



これが一番無難な感じもするけど

10でピッタリ連絡された感触は不快そのもの。



ってことABCの直接的アプローチが

どれも良くなさそうなので1のマゲで打つことに。

とはいえ打ちようがないから次善の手って感じだし

この時点で既に良くなさそうなのは確かなので



A(最初の図の16)ではBぐらいに打って

おとなしく進めるぐらいだったのだろうね。



黒は上辺2と急所に迫り右辺3への打ち込みは怖くないよ!の構え。

実際それほど大した手でもなく白の苦しい立ち上がり。



右辺封鎖してみたもののハネツギで楽生き。

しかも白4が省けないしAのツケも結構しびれる。

白としては△に食らいついて打つしかないけど

どっちかっていうと上辺の□のほうが攻めの対象だよね。



ってことで少し進めてこの場面。

上辺は攻めさせて捌くとして1からなんとか△を攻めたい。



しかし相手もそれはわかってるから

1と上からかぶせて隅の地は気にせずに3と手を戻してくる。



1ツケから無理やり中央割いていくけど

この格好じゃあ無理やり連絡をたったところで

攻めるような陽気じゃないんだよな。



結局中央ポンヌキ程度が戦果では話にならず

ついに上辺の白2子が攻めの標的に!



色々工作をしてるけどどうあっても白苦しいのは変わらずの展開。



この辺のシノギは目一杯頑張ったとは思うんだよね。

相変わらず苦しいけど原型を考えれば凌いだ方だと思う。



まぁそれでも元が悪いだけにまだ苦しいのだけれど。





ここでなんとお相手黒から驚きの大悪手が登場!



うへぇっ!?!!



うひょひょwwこれはちょっとやる気出てくるわww



とはいえ元が悪かっただけにまだまだ地合いでも

黒やれちゃいそうなんだけどね。



いったん実戦から離れて正しく打たれていた場合なんだけど

3のカケツギから5に打ってくるよね。

ただ6のアテには



つないじゃうと割り継がれてABが見合いで取られちゃうから



1と打ってコウになるんだろうね。

このコウは負けると上辺白の眼が怪しいから黒の花見コウだね。

というか上辺の眼どころか白色々やばいねww

何でこの碁勝てたんだろうね?



少し進んでこの局面。

相手の大ポカがあってすらまだ黒が打ちやすそうな状況。

どんだけ序盤悪かったんだマジで・・・。

まぁそれはともかく1のツケから隅に手をつけに行ったところ。



黒は1,3と受けてきたんだけど

ここでヨセ勝負にするなら

Aにカケツいで打つぐらいかもしれないけど

それだと形勢に自信がなかったのでBから△を取りに行きました。



この辺はともに一本道。



で、このコウ。



白は1をコウダテにして黒は2の解消。

3に対して4と取っての大フリカワリとなりました。

この折衝はどっちが得したんですかね?

いまだによくわからないんですが?

しかし中盤相手のポカで2眼生きになった石が

ここにきてまさか取られるとは・・・。



この辺切れ負けの碁のツラいところで

時間がない為お互い形勢わかってませんでした。

とは言え肌感覚だけでいえば足りなそうっていうのはあったので

なんとか左辺を割りに行きました。



黒も1で目一杯受けてきたので

玉砕覚悟の最後の勝負です。

実戦はこの白6に



1と抑えたので2に渡って手になりました。

投了と同時にちょうど時間も切れました。

白中押し勝ちです。



ただコスミツケとかでも

白は手にできてなかったみたいなんですよね。

上は一例ですがABが見合いになってます。

この碁は序盤早々悪くしてしまって

そのままずるずるの展開だったのですが

上辺相手の大ポカに助けられ延長戦になり

その後は大コウでのフリカワリや勝負手への対応ミスなどがあり

なんとか勝つことができました。

しかしこの碁も内容的には1回戦同様

負けでもおかしくない碁なんだよね。

というかむしろ勝ってちゃおかしい碁とすら言えるかもしれない。

こんな調子で大丈夫なんだろうか?と思いつつ次回へ続く。

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