2018年8月8日水曜日

シチョウ良しだからつい。の気持ちはわかる。

8月5日の碁3局目。

俺の黒番。



今度も黒は前局同様のサンサンと小目の構え。

しかし白が小目小目だったのでサンサンには入れずに

5のカカリから通常の定石進行。

12のシマリにボウシしてから

15と2間ジマリしたところで白は16と割打ちしてきました。






黒は1のカドからツケギリの良くある決め方をしに行きました。

このとき△がABCのシチョウアタリになっているので

6のアテを打ちたくなる白の気持ちは確かに良くわかるんだよね。



でも黒からのカタツキのシチョウアタリが絶好で

実戦こうなったんだけどこれは白がかなり割を食ってるね。



かといって1のカタに受けてしまうと

流石に下辺のモリモリ大模様がジャングルなので

白としては仕方なかったんだろうね。



結果的に白は割打ちで下辺に1間ビラキを打った理屈。

しかも2のノゾキに3も利かされ気味。

そして黒4のヒラキにABとカドに打って

抑えられた格好なのもマイナス。

というわけで序盤早々、大優勢になったはずなので

この碁はもう負けられない!

しかし逆にそういう時こそ危険もあるんだよね。



1の打ち込みとかも非常手段だけど結構難しくなるし

なんとか形勢を盛り返して追いつき

そして追い越そうという意思がめっちゃ感じられるよね。

こういう相手との碁では多少優勢なぐらいの方が恐ろしいところもある。



ちなみに打ち込みに上ツケだとハネツギを決めて開かれるのが嫌だったよ。



右辺で治まる分には右下隅と右上隅が固まれば不満はないね。



白は「コウ残りだから手を入れなよ」アピールをしてから

上辺の大場へ展開。



差し込みからサガリ利かそうと思ったら6のハネ。

これまた非常手段的だし良いのかどうかも不明だけど

サガリを利かしに行ってるこちらの意図は外して打ってるし

まだまだ楽はさせないという意思が石から感じるよね。



ちょっと進んで黒は右上隅補強の前に右辺の白へと

プレッシャーをかけに行きました。

ここまで白はところどころ反発してくるし

ここでも何かしてくるなら

一気に攻めてやろうという気持ちもあったかなぁ?



この1ツケは意外と鋭くない?(自画自賛)



一応白は取られる心配はなくなったので

いよいよ隅のコウを仕掛けてきました。

しかし丁度良いコウダテが白から無いんだよね。

実戦はこの後ABCという形でコウが解消されました。

しかしAC連打だとちょっと不十分だよね。

左辺は攻めるまではいかないし。



最終的には1の頑張りに2のツケが決め手になりました。

AならB、CならDで白が困ってます。



実戦は中央を白が消して黒は上辺を荒らす展開になりました。

上辺の白はまだちょっと寄り付かれる余地もあり

地も黒の方がハッキリ多そうです。

黒が優勢のまま勝ち切れた碁と言ってよいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿