俺の白番。
白の両ガカリに相手が15の方にツケ。
黒21のつなぎに白が22と左辺開いたところ。
黒は1の打ち込みと2のカカリを換わってから
下辺に3とはさんできました。
なんとなくここから戦いを始めるのは違和感があるんだけど
とはいえどう打つのか白も難しいところだよね。
実戦はひとまず押しから頭を出して11の押しから
はさんできた黒へ反撃しました。
白7,9は黒8,10と替わって車の後押しっぽいけど
黒の厚みは左辺白先に消してるから平気という判断でしたが
実際はどうなんですかね?
実戦進行ではありませんが
仮に黒がノビから右辺固めたことに満足するなら
白も6トビに回って不満無い気がします。
ということで実戦は黒1のキリから中央の競り合いになりました。
この辺は色々ありますけど
全部追ってるとキリがないのでちょっと飛ばして
黒が中央コスんで頭を出し白が1を決めて3に曲がったところ。
1と2は打ち込むようなところでもないので利かし。
3のマゲで黒△4子のダメが詰まってAの動き出しもあり
なんとなくこの辺は白打ちやすいのでは?と思ってました。
ところが黒1に対して2のノゾキを利かそうとしたのが
欲張りさんだったようです。
1と堂々と飛んでおいて悪くなかったんじゃないですかね?
実戦は△に挨拶せず黒1,3と決められて5から反撃されました。
4のノゾキのあと6,8とグイグイ押されて
ちょっと嫌な感じになってきました。
ここで今の状況を整理すると
一応白から1,3のワリツギは先手なので
5に打ってAのところに後手一眼はあります。
また1の出を決めたあと3のアテから5にはみ出すこともできます。
ただそのルートだと黒も本気のトリカケマシーンになるはずなので
Aの後手一眼はあっても
中央に別途先手一眼できるのかが
読み切れなかったので
実戦は3に曲げてはみ出さないルートで打ちました。
黒はすかさず4を決めてAからはみ出してくる手を防いてきました。
ただ白5と替わったことで
白は眼形が豊富になったのでコレはコレでありでしょう。
ここで白の敗着第一弾。
出切りから5のハネ。
打ってるときはこんな感じの
攻め合い一手勝ちを描いていたのだけれど
黒は1と2打たずに
黙って出切ってきますよね。
アホでした。
黒A白Bがある状態で攻め合い一手勝ちということは
それがないと・・・。
当然白の△3子は相手の腹の中。
コレはひどい損でした。
続いて打った1の両ガカリが白の敗着第二弾。
この手では我慢してAに打っておくか。
もしくはB辺りから迫っておくか。
その方がハッキリ形が決まらない分まだ難しかったと思います。
実戦の両ガカリは形が決まって黒としては嬉しい展開。
ツケノビられたあと
黒から7へトビ下がられるわけにはいかないので
結局白7に戻りましたが
だったら形を決めずに単にそこに打つべきでした。
最初のミスの段階で結構時間を使ってしまっており
40分切れ負けのこの碁では
その辺の焦りも失着の連鎖を生んでいますね。
いったん落ち着いて白1から再度仕掛けていきます。
ここに回れればまだチャンスはありそうです。
結構損しまくってるはずなんですがちょっと不思議だね。
黒は1の押しから3のツギで打ってきました。
大まかな方針としてはAと断点に備えるか。
Bの方を守って下辺は切らせて打つか。
Bにうって下辺のキリを許しても三子は一応生きています。
この図はこのままヨセ勝負なら白が良さそうなので
最後のチャンスだったかもしれません。
しかし実戦は白1と打ってしまいました。
意図はAと同じく下辺キリを防ぐ手ですが
結果的にこの手が最後の粘りの余地を
なくしてしまう手になりました。
ひとまず実戦進行を追いますと
黒のツケに1のノビで打ってしまったのが
敗着第三弾ですね。
5のカケツギもおかしいです。
1のキリから中央を捨て石にして渡って
左上隅9のオサエに回られては白勝てません。
白はノビた手で割り込んで7のスベリまでで勝負するべきでした。
流石にここまで何回もおかしな手が出てるので形勢は悪そうですが
この図が一番頑張ってたと思います。
ちなみに割込みに下から切って△の白を黒が取りに来るのは
中央の眼形の話で出てきたワリツギの利きから
5が先手なので7のシチョウが成立します。
参考までに。
実戦に戻ります。
最後の抵抗で白1からコウを仕掛けましたが
コウダテが1ぐらいしかなく2のハネダシから持て余します。
最終的には大差での負けとなりました。
時計の方も10秒切ってましたし。
色々と余裕がなかったです。
右上隅の勝手読みがひどかったのが一番の反省ですね。
その後も立て直すチャンスはあったはずなのに
ずるずると負けルートに足を踏み入れてしまいましたし。
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