こういうの天王山っていうんだよな。

続いて4局目。

連敗スタートから3局目を勝っての4局目である。

ここ負けちゃうと勝ち越しの可能性すら消えてしまうので

なんとか勝っておきたいところ。

俺の白番。



この局面で相手の手番なのだが

みなさんはAとBどちらに打ちたいですか？







Aが実戦の相手の手。

白は2，4，6と先手を取って中央へ先着。



こうなると中央囲うと相対的に右辺の黒△が薄くなるので

白が打ちやすそうなんだよね。



Bの中央ケイマが結構な要所って気がするんだよね。

局後の検討でこの手を示したら妙に感心されたから

最初に取り上げてみたんだけどね。

ちなみにこれなら俺はやや黒持ち。

中央の消し具合が勝負だと思うけどね。

実戦に戻って中央白が厚くなって黒が右辺を守った後



1のハイから3のハサミツケが気持ちのいいところ。



サガリに2のノビでどう受けますか？と聞いていき

実戦はAのコスミで受けたがBの並びの方が良かったかな。



それだと2のコスミツケからのハネダシがあって

黒は5と打つしかないが（Aに切るとBから△が落ちる。）



シンプルに当ててツギでAとBが見合いなんだよね。

ここで実質ゲームセット。



実戦少しヨセてからお相手の投了だったんだけど

そのヨセの過程でAのキリから△トリを

白が打てちゃってたんだけど



右辺絞れば9の2目助ける手が隅の死活みて先手だったから

勝敗とは関係ないけど一応参考までに載せておこうと思う。



なんにせよこの碁は最初のBの中央ケイマを逃したのが

勝負の分かれ道だったと思う。

こういうところ自分では逃さないようにしたいね。